年収600万円だと住宅ローンをいくら組める?詳しく解説します!
「世帯年収が600万円の場合、住宅ローンをいくらくらい借りられるのだろう」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、年収600万円の世帯が借りられる住宅ローンの金額について解説します
ぜひお役立てください。
□年収600万円で組める住宅ローンの借り入れ金額とは
住宅ローンの借り入れ金額の目安を考える際の要素の一つとして、返済負担率というものがあります。
返済負担率とは、毎月の収入に対し、いくらまでなら無理なく返済できるかという目安です。
返済負担率は年収によって異なります。
例えばフラット35の基準によると、世帯年収が400万円以上の場合の返済負担率は35パーセント以下とされています。
したがって、世帯年収600万円の場合も返済負担率は上限が35パーセントであるので、年間で210万円までなら返済可能という計算になります。
この金額は、仮に金利1パーセントで35年ローン、元利均等返済で組むとすると、およそ6,200万円まで借り入れられることになります。
しかし年間で210万円ということは、月々17.5万円程度ということになります。
住宅ローンの返済だけで月に17万円以上も占めてしまうと、生活に大きな負担がかかってしまう可能性もありますよね。
そのため、実際には、年収600万円の世帯の返済負担率の平均は21.8パーセント程度であり、月にすると11万円弱の返済額が目安と言われています。
また、住宅ローンの貸し出し期間についての調査によると、貸出期間は平均で26~27年程度です。
これらの数値を元に、金利1パーセントで25年ローン、元利均等返済で組と仮定すると、融資額はおよそ2,860万円となります。
□住宅ローンを借り入れ可能額の上限まで借りるリスクとは
続いて、住宅ローンを借り入れ可能額上限で組んだ場合のリスクについてご説明します。
まず、住宅ローンを組む際には、20年、30年先の将来のことも考えてローンを組む必要があります。
なぜなら、ライフイベントの変化により、引っ越しや出産・育児、介護などで仕事を続けられなくなることが十分ありえるからです。
実際に、新型コロナウイルスの蔓延によって、給与やボーナスが突然減らされたというケースは日本中で多く発生しました。
万が一そういった状況になり、住宅ローンの返済計画に影響が出た場合、住宅ローンを借り入れた金融機関に対し、返済計画の変更を相談する必要があります。
しかし、その時点での収入状況などによっては、計画変更の申し出に応じてもらえない恐れがあります。
また、返済の猶予は認めてくれても、返済再開後の金利が上がってしまう可能性もあります。
このように、住宅ローンの借り入れは長期に渡るからこそ、長期的なリスクについて考えることが重要です。
そのため、住宅ローンを借り入れる際には、上限ギリギリでなく、ある程度余裕を持って返済できる範囲で利用するようにしましょう。
□まとめ
今回は、世帯年収が600万円の場合の住宅ローンについて解説しました。
住宅ローンを利用する際は、無理なく返済できる範囲で借り入れましょう。
また、当社はお客様に寄り添ったご提案を大切にした家づくりを行なっていますので、富山市周辺で注文住宅を検討中の方は、お気軽にご相談ください。