BLOGブログ

C値はなぜ必要なの?そのメリットについてご紹介します!

家づくりお役立ち情報
2023.11.11

C値とは住宅の気密性能を表す数値ですが、一体何のために必要なのでしょうか。
高断熱住宅や高気密住宅をお考えの方は、一度は耳にしたことがある言葉だと思います。
しかし、専門知識がない方にとって、C値が低い場合や高い場合でどのように違うのかわからないと悩んでしまうことは意外と多いです。
今回は、C値の必要性とそのメリットについて、解説します。

 

□気密性能(C値)の必要性と懸念

C値は住宅の大きさに対して、どれくらいの面積がスキマであるかどうかを表した数値であるため、小さければ小さいほど気密性能が高いことを表します。
C値は以下のように大切な家の住みやすさに関わっているので、住みやすさを追求して家づくりを進める場合は必要です。

 

*換気扇の効率向上

気密性能(C値)は、換気扇の効率を高めるために非常に重要です。
近年の建築基準では、24時間換気が必須とされていますが、その効率は気密性能に大きく依存します。
隙間が多いと、換気扇がどれだけ優れていても、その効果は半減してしまいます。

 

*冷暖房費の削減

気密性が高い場合、外からの冷暖気が侵入しにくく、エネルギーのロスが減少します。
空気による熱の流れに影響されにくいので、夏は涼しく、冬は暖かい快適な暮らしを実現できるのです。

 

*外部からの侵入防止

気密性が高い家は、外部からの侵入を効果的に防ぎます。
これにより、害虫や害獣、さらには花粉なども家の中に侵入しにくくなります。
しかし、花粉の侵入は厳密に隙間を減らした場合に限り、防ぐことが可能です。

当社はお客様のニーズを聞いた上で、職人目線ならではの家づくりに関するアドバイスをいたします。
富山市周辺で家づくりをお考えの方は、ぜひ当社にお任せください。

 

□C値が低いことによるメリットとは?

冷え症にお悩みの方や、経済的メリットを感じたい方は、ぜひC値の低い家を目指してみてはいかがでしょうか。

・室内の冷えが改善される

C値が低い、つまり気密性が高い家では、室内の冷えが大幅に改善されます。
なぜなら、隙間風が入りにくくなるため、冬場でも暖かい室内環境を維持できるからです。
温度ムラも少なくなるため、急な温度変化による体調不良も防げます。

・冷暖房効率が上がる

前述の通り、気密性が高いと冷暖房の効率が上がります。
冷暖房効率が高いということはもちろん電気代の削減にもつながりますし、エネルギーの無駄使いも防げるので地球環境にやさしい暮らしも実現できます。

・結露やカビの発生を防ぐ

高気密住宅では、余分な外気が外から侵入できない造りになっているため、結露やカビの発生を大幅に抑えられます。
結露やカビは、家そのものの耐久性にも影響を与えるため、防止策を講じることは非常に重要です。

 

□まとめ

C値とは住まいに対してどれくらいの隙間があるのかを示した値です。
小さければ小さいほど気密性が高いことを表し、気密性の高い家は、換気効率の向上や冷暖房費の削減、外部からの侵入防止、そして生活の快適性向上など多くのメリットを享受できます。
より良い住まい、より良い生活を目指し、家づくりの段階からC値を意識してみましょう。

このページのトップへ戻る