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SW工法の耐震・制震性能を解説!地震に強い家づくりのために知っておきたいこと

家づくりお役立ち情報
2024.12.12

地震はいつ起こるか予測できません。
だからこそ、新築住宅を建てる際には、地震対策をしっかりと行い、家族を守る安心できる住まいを実現したいものです。
地震に強い家づくりには、さまざまな工法がありますが、その中でも耐震性能が高い工法が「SW工法」です。
この記事では、SW工法の特徴と制震性能を順番に解説していきます。

 

SW工法とは?耐震性能の秘密

 

SW工法は、LIXILが開発した、高耐力パネルとモノコック構造を組み合わせた独自の工法です。
地震に強い家づくりを実現するために、数々の技術革新を重ねてきた結果、高い耐震性能と制震性能を両立することに成功しました。

 

1: 高耐力パネル

SW工法の大きな特徴の一つに、高耐力パネルがあります。
これは、構造用パーティクルボードと断熱材を一体化することで、従来の壁材よりもはるかに高い強度を実現したものです。
この高耐力パネルは、地震の揺れに対して高い抵抗力を発揮し、建物の変形を抑える役割を果たします。

 

2: モノコック構造

もう一つの特徴は、モノコック構造です。
これは、飛行機や自動車の車体に用いられる構造で、壁・床・天井を一体化することで、剛性と強度を高めた構造です。
モノコック構造は、地震の際に発生する外力を建物全体に分散させることで、局部的な集中荷重を防ぎ、建物の強度を維持します。

 

3: 高い耐震性能

SW工法は、高耐力パネルとモノコック構造を組み合わせることで、従来の軸組工法に比べて高い耐震性能を実現しています。
実際に、SW工法を採用した住宅は、大地震でも全壊した例はほとんどありません。
これは、SW工法が地震の揺れに対して高い抵抗力を持ち、建物の変形や倒壊を防ぐことができるためです。

 

SW工法の制震性能とは?

 

SW工法は、高い耐震性能に加えて、制震性能も備えています。
制震性能とは、地震の揺れを吸収することで、建物の揺れを小さくする性能のことです。

 

1: 制震テープ

SW工法では、制震性能を高めるために、制震テープが採用されています。
制震テープは、高層ビル用の制震装置に採用されているブチルゴム系素材を住宅用に加工した粘弾性体のテープです。
このテープは、柱や梁とSWパネルを強固に固定し、地震の揺れのエネルギーを吸収することで、建物の揺れを低減します。

 

2: 揺れの低減効果

制震テープによって、地震の揺れは最大で約2分の1まで軽減されると言われています。
これは、制震テープが地震のエネルギーを吸収することで、建物の揺れが小さくなるためです。
また、建物の変形量が少なくなるため、地震による被害を最小限に抑える効果も期待できます。

 

3: 繰り返しの地震への強さ

制震テープは、地震のエネルギーを吸収するだけでなく、そのエネルギーを熱エネルギーに変換することで、繰り返しの地震にも強い構造を実現します。
そのため、大きな地震の後、余震が続いた場合でも、建物の変形や損傷が少なく、安心できる住まいを実現できます。

 

まとめ

 

SW工法は、高耐力パネルとモノコック構造を組み合わせた独自の工法で、高い耐震性能と制震性能を両立しています。
制震テープが地震のエネルギーを吸収することで、建物の揺れを小さくし、繰り返しの地震にも強い構造を実現します。
SW工法は、地震に強い住まいを求める方にとって、安心できる選択肢の一つです。

当社は、富山市周辺でSW工法による家づくりを多数手掛けてまいりました。
SW工法についてご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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