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住宅の24時間換気システムの種類と選び方!メリット・デメリットを比較解説

家づくりお役立ち情報
2024.10.12

マイホームを購入したばかりで、快適な住環境について情報収集をしている皆さん。
住宅の換気システムは、住まいの快適性と健康に大きく影響する重要な要素です。
特に、近年では省エネ住宅の普及に伴い、気密性が高まる一方で、換気不足による健康被害が懸念されています。

そこで注目されているのが、24時間換気システムです。
この記事では、24時間換気システムの種類や選び方、メリット・デメリットについて解説します。

□24時間換気システムとは?

24時間換気システムとは、住宅の室内の空気を常に換気するシステムです。

*法律で設置が義務付けられている

2003年7月より施行された「改正建築基準法」では、住宅をはじめ、居室を含む建物すべてに、24時間換気システムを取り付けることが義務付けられました。
これは、住宅の気密性が高まるにつれて、換気不足による健康被害が懸念されたためです。

*省エネ住宅の普及と換気

近年、省エネ性能の高い住宅が増加しています。
しかし、気密性が高くなると、窓を開けて換気することが難しくなり、室内の空気が淀んでしまう可能性があります。
24時間換気システムは、常に新鮮な空気を供給することで、快適で健康的な住環境を実現する役割を担っています。

*換気の重要性

適切な換気は、健康的な生活を送る上で欠かせません。
換気不足は、室内の空気中に、以下のような有害物質が蓄積される原因となります。
二酸化炭素、ホルムアルデヒド、ダニやカビ、ペットのフケや毛。
これらの有害物質は、頭痛や倦怠感、アレルギー、呼吸器系の病気などを引き起こす可能性があります。
24時間換気システムは、これらの有害物質を排出することで、健康的な住環境を維持するのに役立ちます。

□24時間換気システムの種類

1:第1種換気方式

第1種換気方式は、換気扇などの機械によって、外気を取り込み(給気)、室内の空気を排出(排気)する方式です。
機械で強制的に換気を行うため、空気の流れをコントロールしやすく、常に新鮮な空気を供給できるというメリットがあります。
一方で、ランニングコストが高いことや、機械の音が気になる場合があるというデメリットもあります。

2:第2種換気方式

第2種換気方式は、換気扇などの機械で外気を取り込み、排気は自然に行う方式です。
第1種換気方式に比べてランニングコストが低く、機械の音が少ないというメリットがありますが、排気が十分に行われない場合があることや、結露が発生しやすいというデメリットもあります。

3:第3種換気方式

第3種換気方式は、給気は自然に行い、換気扇などの機械で排気を行う方式です。
第2種換気方式に比べて結露が発生しにくく、ランニングコストが低いというメリットがありますが、外気温の影響を受けやすく、冬場は室内の温度が低下する可能性があるというデメリットもあります。

□まとめ

24時間換気システムは、住宅の気密性が高まる現代において、健康的な住環境を維持するために欠かせないシステムです。
住宅の構造やライフスタイル、予算などを考慮して、最適な換気システムを選択することが大切です。
換気システムの選び方についてわからない場合は、専門家に相談することをおすすめします。

富山市周辺で、住環境を考慮した機能的な間取りの家づくりを行っています。
快適な暮らしを実現したい方は、ぜひ当社にご相談ください。

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