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子育てエコホーム支援事業の条件に必要な住宅の性能とは?

家づくりお役立ち情報
2024.09.29

子育て中の共働き夫婦で、家を建てるとなると、経済的な面が心配な方もいらっしゃいます。
「住宅性能と子育てを両立させたい」 「子育てしやすい環境を整えたい」という方は、ぜひ補助金制度を活用してみてください。
今回は、子育て世帯向けの住宅性能向上のための補助金制度「子育てエコホーム支援事業」について詳しく解説します。

□子育て世帯に嬉しい「子育てエコホーム支援事業」

「子育てエコホーム支援事業」は、政府が子育て世帯・若者夫婦世帯による省エネ性能の高い新築住宅の取得や住宅の省エネリフォームを支援するために創設された補助金事業です。
この補助金は、令和5年(2023年)4月1日時点で18歳未満の子を有する子育て世代、夫婦のいずれかが令和5年(2023年)4月1日時点で39歳以下である若者夫婦世帯が対象です。

補助金額は、新築住宅では最大100万円、リフォームでは最大60万円です。
補助金を受けるには、いくつかの注意点があります。

・ 補助金の対象となる住宅は、省エネ性能基準を満たす必要があります。
・ 申請期限は、各市町村によって異なります。
・ 予算が上限に達すると、申請が受け付けられなくなる可能性があります。

□長期優良住宅とZEH住宅の住宅性能

子どもエコホーム支援事業では長期優良住宅またはZEH住宅の新築・リフォームが条件になっています。
ここでは長期優良住宅とZEH住宅を比較して説明します。

*長期優良住宅

長期優良住宅は、国が定めた基準を満たした住宅で、耐震性、耐久性、省エネ性能に優れていることが特徴です。
具体的には、以下のメリットがあります。

1:耐震性・耐久性
長期優良住宅は、耐震性能や耐久性を高めるための基準を満たしており、地震や風雨などの自然災害に強い構造となっています。
そのため、家族の安全を確保し、安心して暮らすことができる住まいです。

2:省エネ性能

長期優良住宅は、断熱材や窓の性能を高めることで、冷暖房効率を高めています。
これにより、エネルギー消費量を抑え、光熱費を節約することができます。
さらに、環境負荷の低減にも貢献できます。

3:住宅ローン控除

長期優良住宅は、住宅ローン控除の優遇措置が適用される場合があります。
具体的には、控除期間が10年間となり、控除率も通常の住宅よりも高くなるケースがあります。
これは、長期優良住宅の優れた性能を評価し、購入を促進するための政策です。

*ZEH住宅のメリット

ZEH住宅とは、省エネ性能と創エネ性能を向上させ、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロ以下にすることを目標とした住宅です。
ZEH住宅は、長期優良住宅と比べて、さらに省エネ性能に優れた住宅と言えます。
具体的には、以下のメリットがあります。

1:省エネ性能
ZEH住宅は、高断熱性能、高気密性能、高効率設備などを採用することで、エネルギー消費量を大幅に削減しています。
具体的には、断熱材を厚くしたり、窓を複層ガラスにすることで、室内の温度を安定させ、冷暖房の負荷を軽減します。
また、高効率な給湯器や照明器具を導入することで、エネルギー消費量を抑えています。

2:創エネ性能

ZEH住宅は、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することで、エネルギーを自給自足します。
これにより、電気代を大幅に削減できるだけでなく、環境負荷の低減にも貢献できます。

3:補助金
ZEH住宅は、国や自治体から補助金が支給される場合があります。
補助金の金額は、住宅の規模や性能によって異なりますが、住宅購入の費用を軽減することができます。

□まとめ

「子育てエコホーム支援事業」は、子育て世帯が快適で安全な住まいを手に入れるために、非常に有効な制度です。
補助金を利用することで、住宅性能の向上はもちろんのこと、光熱費の削減や子育てしやすい環境づくりにも役立ちます。
今回の記事を参考にして、ぜひ「子育てエコホーム支援事業」を活用して、快適な住まいを実現してください。

当社では環境に配慮した家づくりとリフォームを承っております。
富山市周辺で家づくり、リフォームをお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。

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