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住宅性能において断熱等級を上げるメリットとデメリット

家づくりお役立ち情報
2024.08.30

家づくりではデザインも大切ですが、性能も考慮する必要があります。
家の性能で重視されるものの1つに断熱性があります。
しかし、断熱性の高さはどこまでこだわればいいのか、疑問に感じている方も多いと思います。
そこで、この記事では住宅の断熱性能を表す「断熱等級」について、基礎知識から断熱性能を上げるメリットを解説していきます。

□住宅性能における断熱等級とは?

断熱等級とは、住宅の断熱性能を表す指標です。
国土交通省が定める基準に基づいて、7段階で評価されます。
2022年4月に断熱等級5が追加され、2022年10月に断熱性能6と7が追加されました。

2025年から等級4以上が義務化され、等級3以下の住宅は建てられなくなります。
等級4は長期優良住宅の認定基準になっており、年間約8万円の冷暖房費削減が可能だとされています。
新しく設定された等級5はZEH基準であり、これを満たすと制度面で優遇される可能性があります。

□断熱等級を上げるメリット

断熱等級を上げることにはさまざまなメリットがあります。

1:快適な住環境を実現

断熱等級が高い住宅は、室温が安定しやすく、冷暖房の効率が向上します。
そのため、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を実現できます。
また、冷暖房の使用頻度が減り、光熱費を削減できます。

2:健康的な暮らしを促進

室温の急激な変化を抑えるため、ヒートショックのリスクを低減できます。
ヒートショックとは、温度差によって血圧が急上昇したり、心臓に負担がかかったりする現象です。
高齢者や小さな子供がいる家庭では、特に注意が必要です。

3:経済的なメリット

断熱等級が高い住宅は長期優良住宅やZEH住宅の認定基準を満たすため、補助金や住宅ローン金利優遇などの経済的なメリットも享受できる場合があります。

一方で、断熱性能を上げるデメリットとして、建築費用が高くなるということが挙げられます。
家の広さや断熱材の種類によっても異なるため、費用と性能のバランスに気をつけましょう。

□まとめ

断熱等級は、住宅の快適性、省エネ性、健康面、経済面など、さまざまな面で重要な要素です。
断熱等級を上げることで、快適な暮らしを実現し、光熱費を削減し、健康的な住環境を手に入れることができます。
住宅を購入する際には、断熱等級をしっかり確認し、最適な等級を選択しましょう。

当社では高気密・高断熱が可能なスーパーウォールを採用しております。
ZEH住宅の認定基準に合わせた住宅を建築可能です。
富山市周辺で家づくりをお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。

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