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家の中の空気は大丈夫?24時間換気システムの選び方と事情について解説

家づくりお役立ち情報
2024.08.16

新築住宅購入を検討している、または間もなく建てる予定があり、快適な住環境について関心が高い方へ。
健康的に快適な住空間を実現したいと考えているものの、24時間換気システムの選び方や最新事情、メリット・デメリットがわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、24時間換気システムの選び方、最新事情、メリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。

 

□24時間換気システムってそもそも何?

 

24時間換気システムとは、住宅の高気密・高断熱化に伴い、室内の空気環境を改善するために生まれたシステムです。
機械を用いて、室内の空気を常に新鮮な空気と入れ替える仕組みで、住宅の耐久性向上や健康的な住空間を実現するために重要です。

 

1:室内の空気環境改善の必要性

かつて日本の住宅は、気密性が低く、自然に換気が行われていました。
しかし、近年の高気密・高断熱化によって、室内の空気は外気と遮断されがちになり、換気性能が低下しています。
そのため、化学物質やダニ、ホコリなどの影響で、シックハウス症候群と呼ばれる体調不良が起こる可能性も懸念されています。

 

2:24時間換気システムの仕組み

24時間換気システムは、室内の空気を取り込み、外気と交換することで、常に新鮮な空気を保つシステムです。
機械によって、給気口から外気を導入し、排気口から室内の空気を排出します。
このシステムによって、室内の空気は常に循環され、健康的な環境が維持されます。

□24時間換気システムの種類と特徴

 

24時間換気システムは、給排気の仕組みによって、第一種、第二種、第三種に分類されます。
それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、住宅の構造や用途に合わせて適切なシステムを選ぶ必要があります。

 

1:第一種換気

第一種換気は、機械で給気し、機械で排気するシステムです。
外気を室内の温度になるべく近付けて取り込めるため、寒冷地でよく採用されます。

 

・メリット

室温の影響を受けにくく、暖房効率が高いのです。

 

・デメリット

設置費用が高いことと、電気代が高いことが挙げられます。

 

2:第二種換気

第二種換気は、給気口だけに換気扇を設置し、排気口には換気扇を設置しない方法です。
室内の気圧が高くなり、ドアや窓を開けても外からの菌や汚染物質が入りにくいという特徴があります。

 

・メリット

第二種換気おメリットとしては衛生的な環境が保てることと、設置費用が第一種換気より安いことです。

 

・デメリット

一方で、デメリットとしては室温の影響を受けやすいことや、暖房効率が低いことがあります。

 

3:第三種換気

第三種換気は、給気口には換気扇を設置せず、排気口にのみ換気扇を設置する方法です。
一戸建て住宅やマンションに多く採用されています。

 

・メリット

こちらは設置費用が最も安く、電気代も安いことが挙げられます。

 

・デメリット

一方で、室温の影響を受けやすいことや、暖房効率が低いことがあります。

 

ぜひ上記の違いを参考に最適な換気をお選びください。

□まとめ

 

24時間換気システムは、住宅の耐久性向上や健康的な住空間を実現するために重要なシステムです。
第一種、第二種、第三種と、それぞれのシステムには特徴やメリット・デメリットがあります。
住宅の構造や用途、予算などを考慮して、最適なシステムを選ぶようにしましょう。
快適な住空間を実現するために、24時間換気システムについてしっかりと理解し、適切な選択をすることが大切です。

 

当社では、富山市周辺で家づくりを手掛けております。
気候に合わせた施工をしておりますので、建物の建設をお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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