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断熱等級の数値による違いとは?断熱等級7についても解説します!

家づくりお役立ち情報
2024.05.29

皆さんは、断熱等級についてご存じでしょうか。
断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す指標であり、数値が高いほど断熱性能が優れていることを示しています。
今回は、断熱等級の数値による違いと、等級を高くするメリットについて解説します。

□断熱等級の数値による違いとは?断熱等級7!

断熱等級は、1から7まで存在し、各等級ごとに求められるUA値(熱損失係数)とηAC値(冷暖房負荷比率)が異なります。
UA値が低く、ηAC値が高いほど、断熱性能が高いことを意味します。

1:断熱等級1

この等級は、昭和55年に設定された最も基本的な断熱基準も満たしていない低断熱の住宅に適用されます。
断熱材の使用がほとんどなく、その結果としてエネルギー効率は非常に低いとされています。

2:断熱等級2

昭和55年に確立された古い省エネ基準に基づく等級です。
少量の断熱材が利用されてはいますが、現代の基準に比べて断熱効果は不十分です。

3:断熱等級3

平成4年に導入された新省エネ基準に適合する住宅がこの等級に分類されます。
適度な量の断熱材が使用されており、それによりエネルギー効率が向上しています。

4:断熱等級4

平成11年に施行された次世代省エネ基準に対応しています。
この基準では、従来の壁体だけでなく、窓やドアといった開口部の断熱も重要視されており、総合的な断熱効果が求められています。

5:断熱等級5

2022年4月に新設されたZEH(ゼロエネルギーハウス)基準に満たすことが求められる等級です。
非常に高い断熱性能が要求され、2030年以降は新築の住宅に対してこの等級が最低限の基準として設けられる予定です。

6:断熱等級6

2022年10月に新たに設けられた等級で、HEAT20 G2レベルの断熱性能を示しています。
このレベルでは、一層の省エネ効果が可能とされており、より厳しい基準が設定されています。

7:断熱等級7

同じく2022年10月に設定された最も高い断熱性能を求めるG3レベルです。
これまでのどの等級よりも高い断熱性能が要求され、その達成には最新の技術と材料の使用が不可欠です。

□断熱等級を高くするメリット

断熱等級を高くすることには複数のメリットがあります。

1:エネルギー効率の向上

等級が高いほど、冷暖房に必要なエネルギーが減少します。
これにより、光熱費の大幅な削減につながります。

2:快適な室内環境

断熱性が高いと、外気温の変動に左右されにくい室内環境を維持できます。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

3:環境への貢献

断熱性能の向上は、CO2排出量の削減にもつながります。
これにより、地球温暖化防止に貢献できますね。

□まとめ

このように、断熱等級の違いを理解することは、エネルギー効率の良い住宅を選ぶ上で非常に重要です。
また、等級を上げることによるメリットも多く、長期的に見れば経済的な節約だけでなく、環境保護にも貢献できます。
富山市周辺で家を建てたいとお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。

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